Tuesday 19th August 2025
Durbar Marg, Kathmandu

高血圧の90%が本態性高血圧であり、生活習慣を改善していけばほとんど高血圧は予防または、改善されていきます。
しかし、生活習慣を変えるとなるとかなり難しいことになります。

例えば、食事に関してでは塩分の計算や体重管理、体脂肪の計算などがあり思うようにいかないと思います。
まずは簡単なことから改善していけば良いと思います。

たとえ降圧剤を服用していても生活習慣は変えなければ高血圧は治りません。
漢方的な考えだと高血圧の治療薬としては西洋薬の降圧剤が良いと考えます。
なぜなら、漢方薬では直接に血圧を下げる作用はないからです。

参考⇒血圧を下げる方法ナビ~高血圧はやばい!~

漢方薬は高血圧に随伴する症状の改善に良く服用されています。
漢方は昔からある医学なので高血圧のように血圧を計るという結果からの病名に対して処方するということはなかったのです。
昔からある頭痛や肩こり、耳鳴り、動悸などに対する症状には様々な漢方薬があります。

現在では高血圧によって起こるとされている頭痛などに漢方薬が使用されています。
漢方での考えは頭痛だからこの漢方薬と決められたものではありません。
どの漢方薬が適しているかは、人それぞれで変わってきます。

その人の体質「実証・虚証」「気・血・水」という考え方によって変わってきます。

例えば、高年齢の高血圧のある人の頭痛には釣藤散(ちょうとうさん)、便秘気味で高血圧のある人の頭痛や肩こりには桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、下腹部に脂肪がたまっていて高血圧気味の人の動悸や肩こりには防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、しっかりした体格で便秘気味で高血圧の人の頭痛や肩こりには大柴胡湯(だいさいことう)、高血圧で不眠や動悸がある人には柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などというように体格や症状に応じて薬が変わります。

漢方薬は1種類の薬で幾つもの症状に対応しているので高血圧の随伴する症状に対していくつもの薬を服用している人にはいいと思います。

最終更新日 2025年7月24日

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