ochi日本の箸置きの文化は、非常に長い歴史を持っています。
既に1000年以上の歴史が存在しますので、現在でも多種多様なものが提供されていて、状況に応じて使い分けることができるメリットがあります。
元々、歴史は1000年以上も前の飛鳥時代に存在すると考えられており、海外からやってきた文化であると考えられています。
意外かもしれませんが、日本は箸を利用して食事をするという文化が存在していなかったのです。
手を使って食事を食べる文化が存在していた日本
手を使って食事を食べる文化が存在していて、そういったやり方に対して他の選択肢を提供することになったのが飛鳥時代です。
これには、外国から日本という国家にやってきたいわゆる外交の人達に対して良く思われようとする思惑があったと考えられています。
現在だけではなく、日本は1000年以上前から他国と文化交流を持っていました。
問題なのが、こういった文化交流を行うときに他の国の人達とは食事の行い方が全く違っていたという点です。
外国からやってくる使者は、上品にお箸を使って食事をとる様子が見て取れました。
当然、そういった行動をしている使者を前にして日本人だけが素手で食事を摂取していると野蛮に見られてしまう可能性もあります。
そこで、こういった古い文化を捨ててお箸を使った新しい文化を取り入れることにしたのです。
こういった、新しい文化を取り入れたと考えられているのが、あの有名な聖徳太子であったと考えられています。
こうして、飛鳥時代に広められた日本人のマナーの向上のためのお箸の文化は、現在に至るまで大きな発展を遂げることになります。
神への供え物にも影響を与えることになった
特徴的なのが、こういった日本人に対するマナーの変化は、神への供え物にも影響を与えることになったことです。
そもそも、人間が上品にお箸を使って食事をとるのであれば、神様に対して素手で食事をとるようにお供え物を置くことは罰当たりな行為とも考えられます。
そこで、この時代を境に神様に対してお供え物をするときには一緒にお箸も備えるようになったのです。
ここで登場したの、箸置きというものです。
現在でも、箸置きは食べる方、つまり口の中に入れる部分が浮くように作られています。
これも、神様へのお供え物としての性質が関連しています。
神様がお箸を使う場合、そのまま床や地面につけたものを利用してもらうのはかなり汚い行為です。
そのため、お箸が床につかない工夫をすることで、綺麗なものを備えているという風潮ができるようになりました。
この流れで、現在で利用されている箸置きも口を入れる方が浮くように計算して作られているわけです。
衛生面の問題
そして、こういった考え方は現在でも非常に好まれています。
この大きな理由としては、衛生面の問題です。
例えば、世の中でウイルスや細菌が広がっているような状態では、机の上であったとしてもウイルスや細菌が付着してしまっているケースもあります。
実際に、これは大げさなことではなく世界的に見ても共通したウイルスが人間の体をむしばむことはあるのです。
感染力が強いものや、生命力の強いウイルスだと掃除をしていたとしても周囲に飛散してそのまま残っている可能性も十分にあります。
この点、お箸の口の入れる部分を持ち上げるように置いておけば、少なくともその部分から感染する可能性は小さくなります。
特に、現代人はウイルスなどに対する衛生面や健康的な体の維持のための努力がトレンドになっている傾向があります。
実用的に使えるのが、大きなポイントなのです。
高級感やマナーの高さをアピールできる
何よりも、単純に高級感やマナーの高さをアピールできる魅力もあります。
お客様がやってきたときや接客を行うときに、こういったものがあると良い印象を持たれることが多いです。
種類も数多く存在しますので、店舗でサービスを提供するときにはその店舗だけのオリジナルの製品を利用することも可能です。
実際に、使われている材質も全く違いますし、中にはオーダーメイドで独自の製品を提供しているところも存在します。
また、食事のレパートリーが増えてきている影響で、単純にお箸を置くだけではなくフォークやスプーンなどといったものを置くことができるものも提供されています。
これらは一緒に利用することができるものであるため、多種多様な食サービスを提供したいと考えているときにはうってつけです。
さらに、コスト面でリーズナブルなものが多いのもメリットの1つです。
企業単位で購入することを考えても、1個あたり500円以内で購入できるものも多くそれほどコストを圧迫しません。
オリジナリティや高級感、そしてマナーの高さや清潔感といった演出をこれ1つで出すことも可能です。
まとめ
相手の性質を問わない、というのも現代の箸置きの魅力です。
例えば、人間が使う製品の中には右利き用と左利き用のものがあります。
体質や性質によって使い分けなくてはいけません。
箸置きの場合は、どちらであっても利用できますし金属を利用するわけでもないので金属アレルギーの日とあっても問題ありません。
そのため、小物としても非常に使いやすいメリットがあります。
創作箸置き工房｜イホシロ窯
最終更新日 2025年7月24日
